住まいの豆知識

ちょっとした疑問から知ってると得する知識まで、住まい関する豆知識をご紹介致します。

キッチンの高さ

キッチンの前で作業していると足腰が痛くなりませんか?天板の高さが低すぎるとこのような現象になります。
キッチンの天板の高さには基準があります。
キッチンの適正な高さ(H)は
H=身長÷2+5cmが良いとされています。
  • 昔の女性の平均からすれば 150cm÷2+5cm=80cm
  • 今の女性の平均からすれば 160cm÷2+5cm=85cm
が基準となります。 
あなたのお宅はいかがですか?
キッチンの高さ

床下換気口

建築後に床下が湿っぽく感じる場合、床下の換気口がキチンと通っているか(基準をクリアしているか)確認が必要です。
建築基準法では「1箇所300c㎡以上の開口部を5m以内に1箇所以上設けること」となっています。
(床下にコンクリートなどの防湿措置を施した場合は例外)

※建築基準法施行令第22条

最近は基礎パッキン工法がほとんどため、基礎パッキンで床下換気が確保出来るため不要です。
よく増築をする時には、基準以下の換気口になっていることがあります。
また、基準はクリアしているけれど、通風状態の悪いこともあります(下記図)のでご注意下さい。

床下換気口

床衝撃音

床の遮音等級を一般的に「L値」といいます。 上階の床をたたいた時に生じた音が、どれだけ下の階に伝わるかを表すもので、その数値が小さいほど性能がすぐれています。
マンション等2階以上のフローリングには防音床材が、耳ざわりになる軽量床衝撃音を抑えるのに効果的です。
L値が小さいほど性能が優れています。
通常、マンションでは、L50以上の性能が望ましいです。
(マンションによっては、規約によって定めています)

床衝撃音に対する遮音等級と生活実感

遮音等級 軽量床衝撃音
(軽くて硬い)
重量床衝撃音
(重くてにぶい)
生活環境と内容
(集合住宅)
L-40 ほんとんど聞こえない 遠くから聞こえる感じ 気兼ねなく生活出来る
遮音性能が非常に優れている
L-45 スプーンを落とすと
微かに聞こえる
聞こえるが気に
ならない
少し気をつけ、気兼ねなく生活出来る
遮音性能好ましい
L-50 椅子を引きずる音が
少し聞こえる
ほとんど気に
ならない
やや注意して生活する
遮音性能上満足している
L-55 椅子を引きずる音が
やや聞こえる
少し気になる 注意すれば問題ない
遮音性能上ほぼ満足している
L-60 はしを落とすと
聞こえる
やや気になる お互いに我慢できる限度
遮音性能上最低限度
L-65 サンダル・スリッパ音が
気になる
よく聞こえ気になる 子供がいれば下階から文句が出る
遮音性能上問題がある

ドアクローザー

ドアの上部に取り付けてある金具で開いた扉を自動的に静かに閉めるための金具。
ドアチェックをつけていても、月日とともに扉が「バタン」と大きな音をたてて閉まったり、締まりが悪くなることがあります。
その時は横にあるマイナスネジを回して調整します。
ドアクローザー

排水トラップ

排水部分にはトラップという構造の防臭防虫機能がついています。これは排水管の途中に水を溜め、直接下水から上がってくる虫や臭いを防ぐ構造なのです。つまり溜まり水でそれらに封をするわけです。
ですから、長時間留守にしたり、長期間水を流さないときには溜まり水が蒸発し、虫や臭いが上がってくることがあります。
こういう場合はコップ一杯の水を流し込んで、この機能を維持するようにして下さい。
排水トラップ